受難の門と呼ばれるもので、カタルーニャ出身の彫刻家である
ジョセップ・マリア・スピラックスさんが作ったものです。
この門では聖書の終わりの部分が彫刻で作られています。


一番上が天上界に行くときのキリスト。
二段目がキリストが十字架を背負わされてゴルゴダの丘を上がってゆく、
その時に出会うのがヴェロニカさんで白い布を持っていて
血だらけになったキリストの顔を拭いてあげると
そのままハンコの様にベッタと写ってしまった。
一番下が現実界でまだ40日の痛みに耐えてガマンしているところ
正面の左にユダの切腹があります。
キリストとユダがキスをして誓いを立てているところがあります。

柱の根元には何故か竹のような物もあります。

それとパズルがありますが、縦・横・斜めに
足してみるとどの場合も「33」となります。
日本では33歳といえば女性の厄年ですが
実は33と言う数字はキリストが33歳という男盛りで
処刑された最後の歳です。

受難の門が有る方は日が沈む西側の方向で(サンセット)
生誕の門は東の方向で(サンライズ)という事で
生まれた時と亡くなった時を表しています。
受難の門の彫刻はとても角ばった感じです。
ガウディの作品の特長である曲線が見当たりません。

この点をガイドさんに質問すると
受難の門の作者であるジョセップ・マリア・スピラックスさんと
生誕の門を作った外尾さんとの意見が合わなったための様です。
外国人からすると受難の門の彫刻は斬新で良いと感じ
東洋人は外尾さんの生誕の門の方がいいと思う様です。