この学校はサグラダ・ファミリアで働いている人の
子供が優先的に通えるようになっていたそうです。
建物の外観も曲線が取り入れてあります。

中に入ると上の天井も曲線となっています。
水はけが良くなるように出来ていて
これもガウディが考えたものだそうです。

むかしの写真も展示してあります。
この写真からは昔の学校はわら屋根だった様です。

教室もあり、たくさんの机が並んでいます。
一つの机が横長になっていてよく見ると二つふたがあるので
二人で一つの机となっていた様です。

ガイドさんの説明ではお勉強をしていた机のふたは
開け閉めできる構造なのですが
むかし開けていて壊れたことがあるので
現在は糊付けされていて開けることが出来ません。
生徒が座る椅子は単なる板に見えますが
こちらの分は特別な仕様となっていて
椅子に背もたれがあります。
もたれる部分はやはり曲線で人間工学に基づくのでしょうか。

黒板は日本では生徒の席から見て正面ですが
ここの黒板は横にあります。
これがスペインでは通常なのかそれともここだけなのかはわかりません。

幼稚園と小学校の見学を終えて外に出てきました。
上を見上げると建物後ろにサグラダ・ファミリアの塔が見えています。

この学校で教会を作っている人々の
子供さんが学んだことでしょう。
その中から教会を作ることになった人もいるのではと思います。