旧市街広場でからくり時計を見た後は
広場にあるガラス工房を訪問する事となりました。
広場はからくり時計を見に来た観光客で一杯です。

ガラス工房では職人の方のカッティングを見る予定でしたが
病欠とのことで日本人の方による説明となりました。

テーブルの端に置かれているのがガラスをカットする道具です。
先端の丸い部分が回転してガラスに切り込みを入れてゆきます。
カット方法には2種類あるようで、一つ目は「レースカット」と呼ばれています。

レースカットは先端の回転体をガラスに押し当てて傷をつけてゆきます。
グラスにシールが貼ってあって24%PbOと書かれていますが
酸化鉛が24%含まれているという事でグラスとしては最高の値となっています。
この表示があるものがキラキラしていて良い商品とのことです。
もう一つの方法が「エングレービングカット」と呼ばれるもので
先端部分の刃が異なり、ガラスに柔らかく当ててカットします。
職人もカット方法によって変わるそうです。

チェコではボヘミアングラスが有名ですが。
プラハから西の地方がボヘミア地方と呼ばれていて
ここにはガラスを作るのに必要な高温の炉とその材料があったためで
@広大な土地、Aブナの灰(ブナ林)、B薪(森林)があったためだそうです。
エングレービングカットで作られた作品です。



どの作品もガラスをカットして作られたとは思えません。
職人技とはすごいものだと感心させられます。
posted by 素朴な自由人 at 00:00
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