「ならまち 格子の家」の看板を発見しました。
格子の家は奈良町の伝統的な町家を再現したもので
入場料無料とのことで中に入ってみることにしました。

土間から座敷に上がって通り方面を見ると
格子があることが分かります。
座敷には長火鉢が置いてあって昔をしのばせてくれます。

町家の特徴である家の真ん中に中庭があります。
これがあるだけで風と光をプライベート空間に
取り入れることが出来るのでとってもいい発想と思います。

奥の座敷から先を見ると蔵があるようです。
昔のお金持ちの家には蔵が付き物だったのでしょう。

町家ですが二階もあります。
板張りの結構広い空間です。

土間を見下ろしましたが細長い事がよくわかります。

土間は炊事場にもなっていて竈が三つあります。
昔は家の中で火を焚いていたことが分かります。
薪を燃やすと結構煙も出たものと思います。

壁際に長い竹が見えています。

これは奈良のお水取りで使われたものの様です。
奈良の長い伝統は町家に暮らしていた方々によって
支えられていたという事かもしれません。