2014年11月11日

儲けるには儲けさせよ「私の財産告白」本多静六

本多さんは自分だけが儲けることはダメと書かれています。

「理屈ばかりでも金儲けはできないと同時に、
 人情ばかりでも金儲けはできない。
 この二つのほどよい兼ね合いにおいて、
 常に新しい金儲けの道が拓かれてくるものである。

 世の中には、おのれの欲せざる処を人に及ぼし、
 おのれの欲する処を人に施さず、
 自分だけは少しでも多く儲けたいが、
 人に儲けさせるのは一文でもイヤといった
 類の者をみかけるが、そんなのに限って
 大成した例はほとんどないようである。

 徳は孤ならず、必ず隣有りで
 金儲けもまた相身お互いでなければならない。
 儲けようと思えば人にも儲けさせ、
 人に儲けさせれば自然に自分も
 儲かってくるという寸法である。

 いつの場合何事も自分一個の功となさず、
 つとめて人にも譲るべきである。
 儲ける場合必ずまた儲けさせる地位に立つべきである。
 しかも、これが度重なれば、
 ついには周囲の人々からも立てられ、
 成功者中の成功者となることができるのである」

商売の基本としては
お客様を儲けさせることができれば
その見返りとして自分にも
儲ける事ができると聞いたことがあります。

それとはちょっと意味合いが違うかもしれませんが
本多さんはここでは自分独りが儲けるのではなく
儲けをいろんな人で分け合う必要性を説かれています。

自分だけが良い目にあおうとするのではなく
儲けを出すことができたのは関係者のおかげとの
感謝の念を込めてみんなに分け与えるべきとの事でしょう。

その意味では業績が良い会社があった場合は
ボーナスとかで従業員に分け与えて欲しいし
退職金もそれなりに奮発しても良いのではと思いますが
会社という所はそうは問屋が卸さないのかもしれません。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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