2014年11月13日

複雑な人と人との問題「私の財産告白」本多静六

本多さんは人と人との問題はなんでもないことが
複雑を極めてくると書かれています。

「世の中で一番ありふれて、
 一番真剣なのは金儲けの問題であるが、
 これは比較的単純といえば単純、
 多くの場合「ギブ・アンド・テーク」で
 片づけてしまうことも出来る。
 しかし、人と人との問題となるとそうはいかない。

 いざこざ、こんなものは、
 その実体を突き詰めてみると、
 本質的な問題点は案外に見当たらず、
 人と人との感情のもつれから
 生まれてきているものがはなはだ多い。

 同じように、十人寄れば十人、
 百人寄れば百人だけのスケールにおいて、
 どんな職場にも面倒な「人と人」との問題が
 常に起こりやすい。

 いわゆるサラリーマン訓といった内容も、
 まず、その大半は、おのずから人と人との
 うるさい問題にどう善処していくかの、
 自戒と要領とになってくるわけである。」

人間関係は確かに厄介な問題と思います。
十人十色とはよく言ったもので
人間の数だけ個性がありますので
その意味では、自分と同じ感性とか
考え方を持った人間というのは
普通はこの世には存在しないことになります。

自分の思いのままに暮らしている時は
他人は関係ありませんが、
一旦会社とかで他人と一緒に仕事を
しないといけなくなると
急に人間関係の問題が出てきます。

会社という所は一つの目的をもって
そこをめがけて進める必要がありますが
人間の数だけ行き方に違いが出てきますので
そこを一つにまとめないと組織としては
うまく機能しません。

ところが組織の中にはそんなことは
お構いなしに自分の考え方で
推し進める人も出てくるのでとても厄介なのです。

嫁姑の問題も人間関係ですが
人間関係の問題は人間である以上は
昔も今も変わらない永遠のテーマなのでしょう。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。