2014年11月18日

誠意とテクニック「私の財産告白」本多静六

本多さんは欠点は長所を褒めた後に
少しだけ指摘するのが良いと書かれています。

「対人問題のすべては、まずお互いの誠心誠意が
 基調にならなければならぬのはいうまでもない。
 しかし、そこには常に多少のテクニックも必要である。

 まず人の長となって、第一に注意しなければならぬことは、
 自分の知識や経験を事ごとに振り回さないことである。
 
 振り回しすぎると、部下のものは何もかもそれのみに頼ることになり
 自然と立案工夫の努力を欠くに至るばかりでなく、
 すべての責任までオヤジに転嫁する気持ちにさせ、
 はなはだしく、その局部内を、イージーゴーイングな、
 活気のない、だれ切ったものにしてしまうおそれがある。

 上長が部下に対し、責任はわしが負う。
 しかし仕事は君らに一任する。
 なんでも思う存分やってみたまえ、
 というふうに出ると、かえって彼ら自身に責任を感じ、
 自発的にいろいろ創意をこらすばかりでなく、
 大事な処は大事を取って、いちいち相談を持ちかけてくる。

 したがって何事も大過はない。
 しかもみんなは、それを「自分の仕事」として
 いっそう打ち込んで掛かるのだから、
 かえって、その官庁なり会社なりの仕事は、
 活気に満ち、能率も大いに上がってくるものである。」

自分の能力の高さをひけらす人というのがたまにいます。
過去に自分が行った仕事について
その成果とか自分の着眼点の素晴らしさを
自画自賛してそれを周りの人に話すのです。

そうすると、確かにすばらしいと感じるとともに
あなたの自慢話は聞きたくないとも感じてしまうものですので
そんな話はしないに越したことはありません。

何事もうまくゆくということは
周りから如何のこうのと言ってうまくゆく例はありません。
本人がその気になって自ら課題に取り組むことが必要で
その気にさせるということが大事な事と思います。

そのためには本多さんが書かれているように、
本人に仕事を任せるということが大事なのでしょう。
任されたことについては本人は真剣に取り組むことになるのでしょう。

後は注意する方法のテクニックも必要という事のようです。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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