2014年11月20日

仕事の上手な頼み方「私の財産告白」本多静六

本多さんは人にものを頼むときには
本人のためになるような課題を依頼されていた様です。

「人を使うのに、人の名前を、早く、
 正しく覚え込むことといったが、
 これはなんでもないことのようで、
 きわめて大切なことである。

 私は、部下の人々に仕事を頼む場合、
 それがどんな些細なことでも、
 いちいち、正しい名前をハッキリ呼んで、
 いつもねんごろにいいつけるようにしてきた。

 またその仕事の内容についてもよく吟味をして、
 頼まれたものに、なんだこんなことと
 いわれないようにつとめてきた。

 若い人々に何かを頼む場合、無理にならない程度に、
 必ずその人の地位や力量に比して、
 少し上のものを選ぶようにし、

 「これはちょっと重要なことだな、
 しかしおれにだって大丈夫できるぞ」
 といった気持になれるものを
 適材適時に与えるようにした。

 そうして私は、出来上がった仕事に対して
 あくまでも親切に再検討を加え、
 相違の程度によっては、いつも部下の名前でこれを発表し、
 学業または事業上の名誉をその人に得させるように心掛けてきたのである。」

本多さんのこの文章を読んでいると
理想の上司像が見えてきます。

正しい名前で呼ぶと言うのは当たり前のことと
思いますが大量の部下をお持ちの方の場合は
それを行うことは難しいのかもしれません。

下っ端の人からするとはるか上位の人から
自分の名前を覚えてくれていることは
とっても嬉し事なのだと思います。

それと仕事の与え方とその成果に対して
内容を吟味して修正を掛けたうえで
本人の手柄とされている点も立派なことと思います。

企業の中では部下のやった仕事を
自分がしたように手柄を取ってしまう上司も
おられるようです。

企業の中で頭角を現すということは大変なことと思いますが
人の手柄を横取りして出世することは
それは一つの能力かもしれませんが
通常はさけるべき行動とお思います。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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