2017年03月07日

目で見る交響曲「スピードに生きる」本田宗一郎

本田さんはここでは自動車のデザインは
目で見る交響曲でなければならないと
言われています。

「たとえば、仏像のいわゆる眉から
 鼻にかける線のすばらしさ。
 あれだけの線は、私の知っている範囲では
 外国にもないようだ。

 ドリーム号のタンクにあるエッジは、
 あの線を頭に描きながらデザインした。
 そして膝あての部分は半曇りにして
 ソフトな感じを出すことに努めた。

 ベンリーのほうは、多くの人に親しみやすくするために、
 六甲山の麓の数寄屋造りの民家のような軽い感じにしてある。

 とにかく自動車のデザインは目で見る交響曲でなければいけない。
 トロンボーン一つが高い音を出しても、
 オーケストラのバランスがくずれるのと同じように、
 タイヤとかハンドルとかそれらの一つ一つを、
 全体のバランスをくずさずに処理していかなければならない。

 しかもバランスをとりながら、
 それぞれに主張していかなければならない。
 ここが肝心なところである。」

本田さんが自らオートバイのデザインを
されていたことがここの文章からわかります。

ホンダと言えばデザイン室があって
美大を卒業した方が専門的に
車とかのデザインをしているイメージでしたが
原点は本田さんご自身だったようです。

しかも仏像の線を参考にしたり
数寄屋造りをイメージしたりとか
着眼点が一般人とは違う気がします。

そのためかホンダの車は
見た目でも独創的で
個性があったように思います。

最近の車をみるとちょっとおとなしすぎる感じがします。
もう少し独創性を強めても良い気がします。
マツダのデザインとかレクサスが独自の路線を歩んでいますが
ホンダにはいまいち元気を感じません。

本田さんはデザインはバランスがいいことが
肝心と言われていますので
会社のデザインコンセプトを軸にして
それぞれの車種ごとに他とは違う
カッコいい車を作ってほしいものです。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 本田宗一郎 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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