2017年03月09日

欠点を美に高めるのがデザイン「スピードに生きる」本田宗一郎

本田さんは人間には抜けたところが必要で
それを美に高めるのはデザインであると
言われています。

「部屋の真ん中に電灯が一つパッとついているというのは、
 実に間が抜けて見えるが、それでいてそれな入りに筋が通っている。
 これも不調和のいい見本だと思う。

 そういう点で私が感心するのは、
 おでこの大きい女の人が、
 自分の髪を前にカールしている事である。

 女の人自身ははっきり意識しているかどうか知らないが、
 オデコを隠すという目的からはじまったカールが、
 その人の個性という特徴を生み出している。

 欠点というものは調和に転化する一つの要素だということである。
 人間というものは、どこか抜けたところがないと面白くない。
 それを一つの美しさにまで高めるのがデザインだと思う。

 その点私なんか抜けたところだらけだから、
 ここのところを自分でうまく利用すれば、
 デザイナーになる資格があるとうぬぼれている。」

本田さんのここの文章を読んでも
いまいち理解できないのですが
個性をつくり出す方法についての考察なのでしょう。

オデコの広い女の人のたとえが書かれていますが
欠点を如何に補うかと考えて髪の毛をカールするという
方法をとっているがそれが個性につながっているとのことです。

車とかオートバイのデザインを考えるときでも
メカとなる部分から制限を受ける形というものがあると思うのですが
その制限を隠すためのデザインを考えることで
反対に個性的な車をつくり出せる可能性があるのでしょう。

制約を克服することを考え続けていると
いいデザイナーとなることができるのかもしれません。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 本田宗一郎 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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