2017年03月10日

旅行を大いにすべし「スピードに生きる」本田宗一郎

本田さんはここではせまい世界で
あくせくしていてはいいデザインは作れない
と言われています。

「私は、前にも書いた通り先日奈良、
 京都を旅行して、その土地のもつ味を
 男女を問わず接してじっくり味わってきたが、
 この旅行はいろんな意味で私を刺激してくれた。

 ロバート・ウィーナーだったか、
 デザイナーは大いに旅行をしなければいけない、
 旅行も仕事の一つにすべきだといっていたが、
 これはなかなかいいことをいったものだ。

 デザインが人間を相手にしたデザインである以上、
 せまい世界であくせくしていたのでは、
 人の心をギュッとつかむような訴求力が出てくるはずがない。

 旅行をするということは、むずかしくいえば、
 自分と長年なれ合ってきた環境を一度つき放すこと、
 そして異なった環境の中に自分を置いてみることで、
 もう一度自分をとりまくものとの
 フレッシュな関係を生み出すことではないだろうか。

 これが東京を離れてもみんな東京の延長だったとしたら、
 だれも旅行に出る気がしないだろう。
 無理に旅行しても疲れだけしか残らないだろう。

 旅行の嬉しさは気分が変わることだ、
 土地人情、風俗の違ったところで、
 ほんとうの旅の味を味わえる人は、
 みんなデザイナーになれる要素をもっているということである。」

本田さんは奈良と京都を旅行して
その土地の男女を問わず接して言われていますが
ここの部分はいろんな受け取り方が出来そうです。

デザイナーは大いに旅行して、あくせくせずに
世界を拡げることが大事であると言われていますが、
デザイナーに対する印象としては
机の前に座って考えているイメージがありますが
どうもそうではないようです。

自分の生きている環境を無理矢理に変える旅行という行為は、
自分を取り巻く環境が日常から非日常に変わるので
刺激を受けることになります。

そこで感じたものをデザインに活かすことができれば
顧客である人々の心をつかむことができる
製品のデザインとなるのでしょう。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 本田宗一郎 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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