2017年05月09日

磨き上げた美しさ「スピードに生きる」本田宗一郎

本田さんは天性を磨き上げると
中年になって安定した魅力となる
言われています。

「「番茶も出花」というたとえがあるが、
 人間がまだ若いことだけで美しいのなら、
 ライオンの雄がたてがみが立派で勇ましかったり、
 クジャクの羽が美しかったり、
 春がきて花が咲くのと同じことになる。

 たしかに、17,8になれば肉体的に成長して、
 放っておいても一つの魅力を発散しはするが、
 人間の美しさが、ただそういった自然発生的なものだけに
 限られているとしたら、花やライオンの雄やクジャクと
 同じレベルの美しさだけに終わるとしたら、
 あまりにも淋しいことではないだろうか。
 人間として悲しいことではないだろうか。

 私は、人間の美しさというものは、
 そういった天然の美しさだけではなく、
 さらに磨きあげられた第二の天性が重なり
 にじみ出してくるところにあると思う。

 デザインの価値というものはそれと同じである。
 生まれつききれいな人は、
 たいてい自分の美しさを支える知性を磨く前に、
 自分の美しさに溺れてしまうことが多い。

 むしろ若いころはあんまり美しくない人が、
 中年になって人間らしい安定した魅力をもってくることがあるが、
 ああいった美しさはそのままマスプロに流しても
 すべての人から支持される美しさだと思う。」

若者には若いだけで発散される魅力というものがあります。
それを中年以降になってからうらやましく思うことがあります。

自分にも若い時があったのですが
その時は何とも思わなかったのですが
その時代を通り過ぎてそれを失ってはじめて
それが特別な時代であったことに気がつくわけです。

しかし、若さという魅力は年齢を重ねると
無くなってしまうので、今度は自分を磨くことで
別の魅力を出してゆく必要があるということになります。

本田さんの言葉でなるほどと思ったのが
美人に生まれた人は自分の美しさに溺れてしまうので
自分を磨くことがないという所です。

確かに美人は子供のころから
ちやほやされて大きくなりますし
成長しても多くの男性が言い寄ってくるので
自分の知性を磨く必要がないのでしょう。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 本田宗一郎 思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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