2018年03月19日

人生の空白を埋めるには「鮮度のある人生」邱永漢

邱先生はここでは、お金を使うことが
あなたの人生の余白を刺激的に埋めてくれる
と書かれています。

いまの相続税は「資産は一代限り」という原則の上に立って
組み立てられたものであるから、お金を使い残すと、
家族の手に渡る前に税務署にもっていかれてしまう。

遺産を残しても大して意味がないと思う人は、
自分の持っているお金を生きているうちに
気前よく使いはたして死ぬにはどうしたらよいかに頭をつかうべきであろう。

「あとは死を待つだけ」と思われている人は、
人生に大きな余白ができたようなものだから、
余白を上手に埋めるための努力をすべきだと思う。

この余白うめというのが、そう簡単ではない。
たいていに人は、年をとるとお金があってもお金をケチる。
時間があっても億劫がってなかなか出掛けようとしない。

着る服がいくらでもあるのに、毎日、同じ服を着続けている。
新しい素材を買ってきて昨日と違う料理をつくればいいのに、
冷蔵庫に残っている食べ物を何日でも食べ続ける。

面倒くさがって同じことをくりかえすのが年寄りのおちいりがちな習性だが、
それを意識的にやめなければ、毎日が新しい日にはならないのである。
そのためには、お金をためこんでしまっては駄目で、
毎日、努力してお金を使わなければならない。

わずかなお金しかもっていない人なら
自分でスーパーに出かけていって自分の気に入った
買い物をしてくるだけでも良い。
お金を使うことがあなたの人生の余白を埋めてくれるのである。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 邱先生の思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。