邱先生はここでは、着ているものに
バランスが取れていないと、そわそわして落ち着かなく
なってしまうものであると書かれています。
同窓会に行って学生時代のクラスメイトと一緒になると、
友人たちの方が私よりずっと老け込んで見える。
どこが違うかというと、まず服の着方からして違う。
友人たちはもう第一線から退いていて
毎日が日曜日みたいな生活をおくっているせいもあるが、
着ている服にほとんど神経を使わない。
定年前に来ていたのではないかという洋服を
そのまま無造作に着ている人もいれば、
ワイシャツやネクタイがよれよれの人もいる。
もうどうせ偉い人ちあうわけでもないし、
仕事をとりに行くわけでもないから、
人が自分のことをどう思おうが、大して頓着しないのである。
それに比べると、私などはネクタイと服の取り合わせはもとよりのこと、
靴下の色からハンカチのデザインまで気にしている。
この前、あの人に会った時はどんな服を着ていたか、
ネクタイはどんなものを締めていたかまで考えながら、
身につけるものを選ぶ。大してお洒落なほうだとは思っていないが。
自分をだらしなく見せるような服装はしないようにいつも心がけている。
いかにも若づくりというのもかっこがつかないが、
あまり老け込んで見えない配慮は必要である。
そのためには年相応ではあるが、元気に見えるし、
着ているものが良く似合っているなあという
色彩やスタイルに気をつける必要がある。
2018年03月22日
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