2018年05月04日

人権は尊重されるべき「鮮度のある人生」邱永漢

邱先生はここでは、どんな未開発の国々でも、
人間の生きる権利は、やがて尊重されるようになることは
間違いない、と書かれています。

人権というのがしょっちゅう問題になっている。
言論の自由のある国では、政治の批判をしても、
国の最高指導者の批判をしても、
個人の意見を述べるだけだから、別に罪を犯したことにならない。

ところが、中国やミャンマーのような人権の
まだ確立していない国に行くと、
政府に都合の悪い意見を発表しただけで、
罪を犯したことにされてしまう。

それも殺人犯と似たような極刑を申し渡され、
労改という名の強制労働収容所に入れられたり、
鎖に手足をはめられたりするから、
言論の自由になれた人々は驚きを禁じ得ないと共に、
そういう国に生まれなくて本当によかったなあと
改めて胸をなでおろすことになる。

こうした非民主的な体制が今後、いつまでも続くわけではない、
民主分子がと呼ばれる連中が不当な扱いを受ける度に、
アメリカ政府のスポークスマンが公式に抗議を申し込んでいる。

その度に、中国側も、「我が国のやることに
他国は口出しをすべきでない」と反論しているが、
アメリカやその他の先進国の抗議に
全く圧力を感じていないわけではない。

それどころか、圧力を感ずればこそ「異見人士」に
極刑で臨む傾向が丸出しというところもあり、
アメリカの強硬な態度に抗しかねて、
裁判にかけて刑を宣告してから国外追放に処した例もあるが、
刑期を終えた連中をもう一度、
見せしめのために極刑に処する最近の例もある。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 邱先生の思想研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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