この本はジャン・ジオノという
フランス人の方が書いた本で
主人公のブフィエと言う人が
樹木の苗を植え続けるというお話です。
本はこぐま社という出版社から
1989年10月15日に発行されており
訳者は原みち子さんとなっています。
原さんが書かれたあとがきによると
ジャン・ジオノは1895年にフランス南部の
プロバンス地方のマノスク町で生まれ、
父親は50歳で小さな靴屋を営んでいた、
母親は35歳の時の子供で
小さな洗濯屋を営んでいたそうです。
ジオノは幼いころから休日にドングリを植えながら
父と荒野を散策してた体験があるようで
それがこの物語の下地になった可能があります。
のちにジオノがその場所に戻ってみると、
木々は力強く成長しており
あたりの景観はすっかり変わっていたそうです。
木を植えた人のお話の主人公は
エルゼアール・ブフィエという人物で、
ジオノが敬愛する父を主人公として
描いただけではないようです。
世の中を変えるには、
静かな持続する意思に支えられ、力まず、目立たず、
おのれを頼まず、速攻を求めず、ねばり強く、
無私な行為が必要と書かれています。
世の中の変えようと努力された方がおられると思います。
いろんなことが起こりますが、これからも目標をもって
地道に活動することが出来れば
道は開けてくるという事ではないでしょうか。
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