日本はそのトップランナーの位置にいる。
これからの生き方について準備が必要と
書かれています。
人生50年の時代から百歳まで生きる時代になると
これまでの人生観は通用しなくなります。
五十歳までは山登りでいうと登りだったのですが
折り返し地点を過ぎると今度は下りとなります。
五十歳で山の頂上に立った後は
死に向かって下ってゆきますが
山登りでも下りで事故が起きやすくなりますので
注意しながら進んでいく必要があります。
五十歳になった時点で長い下り坂を歩く覚悟を、
これまでは上り坂だった道が
気がつくと下り坂になっていると自覚する必要があります。
こらから始まる長い下り坂を歩く心構えとしては
茨木のり子さんの詩集を持ち出して
倚りかからず生きる姿勢が大切と書かれています。
ここでは、できあいの思想、宗教、学問とか
権威に倚りかかるのではなく、
じぶんの耳目、じぶんの二本の足のみで立ち
唯一倚りかかるのは椅子の背もたれだけと言われています。
つまり、他人とかに左右されず
自分の感覚とか、勘を頼りに生きていく事が大切で
自分で考えて自分の幸せを構築する覚悟が必要の様です。
