1929年に完成した教会で製作に600年も掛かっています。
ヨーロッパでは3番目に大きな教会で
教会の大きさとしては幅が64m、奥行きが124m、高さが33mで
石を積み上げて作られていて鉄筋は入っていません。
巨大な屋根を乗っけるのが大変でアーチ構造により支えています。
今まで壊れずに持ちこたえているのは地震がないための様です。
フランスのノートルダム大聖堂でも
屋根を支えるのに大量の木材を使用しており
石作りではありますが木材を使用しているので火事で焼けます。
教会の端には薔薇窓があります。
直径が10.5mもあり23000ものボヘミアングラスを使用しており
薔薇窓はキリストそのものをシンボル化したもので
これはフランスの影響だそうです。

こちらがカテドラルだったと思いますが
ここには聖体と聖杯を置いてお祈りするみたいです。

こちらは懺悔室です。
悪いことをしたときにここで牧師さんに懺悔したのでしょう。

昔のプラハの木彫りがあります。
現在もほとんど変化ないそうです。

教会の中にはたくさんの棺があります。

床面にも埋葬されています。
この形のものは54体もあって日本の感覚では
亡くなった方の上を歩くことはバチが当たりそうですが
こちらでは罪を吸い取ってくれると考えるそうです。

こちらは聖ヤンのお墓で、純銀製で2トンもあります。
この方は1390年に舌を抜かれたそうで
その時に5つつの星が出たらしく像の上に星が5つあります。

抜かれた舌も埋葬されていて棺を開けたことがあるらしく
その時は舌は腐敗しておらず後光が放たれていたとの伝説があるそうです。
こちらの写真の右端にある赤い犬小屋みたいなものは
聖ヴァーツラフの遺骨が入っていて
9月28日の命日は国の祝日になっており
ここから頭蓋骨を取り出して祭壇にもっていって
祈りをささげるそうです。

この教会は600年も掛かって作られたので
建築家もたくさん関与しています。
自分の役割が終わるときに次の建築家に引き継ぎを行い
自分の像を教会内に設置したそうで
74人分の像が設置されているとのことです。

【散策の最新記事】