2020年01月17日

がん検知が血液5mlから可能となる

日経新聞で気になった記事を紹介します。

がんの検査というと血液中にある腫瘍マーカーを
検査装置で測定する方法となっていますが
腫瘍マーカーであるCEA(がん胎児性抗体)は
2〜3割程度の判定精度に留まっています。

今回の発表は、医療機器メーカーのアークレイ(京都市)が
少量の血液から高い精度でがんを発見する検査装置を
開発したというもので、がん細胞が血液中に分泌した
「マイクロRNA(リボ核酸)」に着目しています。

アークレイは5ml程度の血液を装置内で遠心濃縮したうえで
特殊な光をあてることでマイクロRNAの種類や量を分析します。
また、複数の検体を同時に検査することが出来て、
検査結果は約2時間で分かるそうです。

この技術は、国立がん研究センター、東レ、アークレなどが
参画するプロジェクトの成果をベースにしていて
大腸や食道など7種類のがんを9割以上の判定精度で
発見できるもので、従来法に比べて約3割精度が高くなっています。

アークレイはこの装置を2022年にも販売を始める予定で、
検査負担の少ない簡易な手法として普及させる意向です。

ただ、現時点で早期の段階から発見できるがんは
乳がん、ぼうこうがん、食道がん、卵巣がんの4種類で
大腸がん、膵臓がん、前立腺がんの3種類については
早期発見に関する研究データーがそろっていないそうです。

アークレイでは患者が多い大腸がんなどに絞って、
価格を抑えて装置化する方針で、コストが高い
酵素を使わない検査手法で市場に切り込むみたいです。

がんの検査では、島津製作所が血液中のアミノ酸や
脂肪酸などを測定し大腸がんを早期発見できる技術を開発中です。
日立製作所は尿で乳がんや大腸がんを見つける技術を開発中です。

日本はがん検診の受診率が低いので
簡易な検査手法とか装置の普及によって
いち早くがんを見つけることが出来れば重症化リスクが低下するので
国民にとってもありがたい事ですし、
国の医療財政にもありがたいことになります。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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