2020年07月21日

陶芸家 十四代 今泉今右衛門さん 伝統は相続できない

日経新聞で気になった記事を紹介します。

有田焼というと今右衛門窯が有名ですが
370年以上の歴史を誇る窯元で
江戸時代は将軍家への献上品として作られた
色鍋島の上絵付けをする御用赤絵師を代々継承しています。

今の当主は十四代で十三代の次男として生まれ
武蔵野美術大学で金工を専攻され
卒業後はインテリア販売会社に3年勤務後
京都の前衛陶芸家の鈴木治さんに師事され
1990年から家業の今右衛門窯に入られました。

今右衛門窯では赤絵の調合、技術は一子相伝の
秘宝として受け継がれており、
当主は代々長男が引き継いでいたので
十四代は当然お兄さんが家業を引き継ぐと思っておられたようです。

しかし十三代からは後継をどうするかは
兄弟で決めろとの発言があり
結局は次男である十四代が家業を引き継ぐこととなったようです。

十四代は子供の頃から絵を描くのが好きで、
大学では美大に進まれたのですが
デザインへの理解は進まず技術も身に付かずだったそうです。

しかし、当主となったことで一心不乱に作品作りをされて
墨はじきの技法を用いて雪の結晶を表現されることに成功されています。

十三代からは伝統は相続できないと言われ
伝統はその次の代の人が一生懸命取り組んで
見つけるものと思って仕事をされたようです。

大事なのが、人の声に耳を傾けるということで
依頼に応えて新しい文様に挑むことで
新しい世界が広がることにつながると書かれています。

十四代は51歳で人間国宝になられたようで
並大抵の努力ではなかったのでしょうが
先祖から引き継いだ血が描く世界があるのでしょう。

わたしにも先祖代々受け継いだ血があるはずです、
さて何がこれから出てくるか楽しみですが
何もなく長いヒマとの付き合いかもしれません。
posted by 素朴な自由人 at 00:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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