定年後のお金の心配というと
自己資金が2000万円必要との報道を受けて
そんな額持っていないと思われる方が多くて
死ぬまでに資金が枯渇してしまうという問題です。
その為に政府は長く働けるような制度変更を行い
自己資金が少なくても長く働いてもらい
生活費を確保してほしいとの思いでしょう。
年金の受給開始時期を見直すことで年金額は変わります。
現状では65歳より前倒しすると年金額は1カ月ごとに0.5%減り、
反対に繰り下げると0.7%増えることになっています。
今回の法改正で2022年4月から
前倒しすると減額率は0.4%となり
繰り下げは75歳まで遅らせることが出来るようになります。
長生きすると考える人の場合で、自己資金がある程度あるとか
自己資金は少ないがこれからも長く働ける方は
年金受給時期を遅らせると貰える額が増えます。
ここで問題となるのが受給時期による
損益分岐点がいつになるのかという事です。
記事では70歳から年金をもらい始める場合は
82歳まで生きないと損することになり、
75歳からもらい始める場合は87歳となるとのことです。
なお、この計算には税金が考慮されていないので
手取りで計算すると70歳からもらい始める場合は
80代半ばまで生きないと損となります。
75歳かもらい始める場合は90代前半まで生きる必要があります。
人生100年時代と言われているので
自分が何歳まで生きるか分かりませんが100歳までとすると
75歳から年金をもらい始めても計算上は損になりません。
自分の寿命は神のみぞ知る世界ですが
可能な限り長く働く事が金銭的には必要となりそうです。
また、健康を保つという意味でもその方が良さそうです。
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