和田さんの本を本屋をうろついていて見つけたので
早速購入して読んでみました。
更年期というと女性だけのものと考えていましたが
男性にもあるみたいで男性ホルモンが減少することで
中年太りになったり、性欲がなくなったりとか
男性にも心身に変化が起きるそうです。
和田さんが考える男性の更年期に起こる変化としては
男性ホルモンが減少して、やる気とか根気が衰える。
またセロトニンなどの神経伝達物質が減ってくるので
うつになりやすくなるそうです。
最近はメタボも話題になることが多くコレステロールが
目の敵にされていますが、精神科医の立場からは
コレステロールは脳にセロトニンを運ぶ役割がある。
また、男性ホルモンの原料もコレステロールなので
カツを食べて試験に臨むとか、スタミナをつけるために
焼肉を食べるのは元気が出るので理にかなっているとのことです。
気持ちの面からは、男性が更年期障害を起こす理由としては
家では子供が大きくなることで父親としての存在感がうすくなる。
会社では打ち込んできた仕事から離れたりすると
役目がなくなり気持ちが沈みこんでしまい障害発生につながります。
男性の更年期には機能維持のために運動をする必要があります。
年齢とともに体を動かさなくなる傾向が多くの人にあるので
意識的に体を動かす事で若返ることが出来るようです。
また運動をすることで男性ホルモンの分泌が増えるという
効果もあるようで、翌日ちょっと筋肉痛になるくらいの運動が
男性ホルモンの分泌には良いらしいです。

男も更年期で老化する